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Bravo登場！
行ってきました、FIATの出来たてホヤホヤ、BRAVOの発表会！ 寒風吹きすさぶ屋外に大型の電熱ヒーターを設置してのホットな催しです。大きなポスターにはイメージカラーのバーガンディ色のBRAVOと、誇らしげに”MADE IN FIAT”の文字。最近、自信回復著しいFIATの、雌伏ウン年の雄叫びのようです。
で、肝心のクルマですが、クォリティは格段に上がったように見えました。何しろエンブレムだって曲がって付いたりしていない!?なんてオチャラケてる場合じゃないですね。ほんとに良くなっています。展示車にはすべてカーナビがビルトインされていて、インテリアの質感も最近のアルファのそれを凌ぐかとも思える出来映えです。ダッシュボードをカーボン風に処理したところなんかも泣かせる演出です。
ホットモデルは1.9のMULTIJET、いわゆるターボディーゼルで、150PSを誇ります。なんだそんなものか、と僕ら日本人はこのスペックにさしたる感動を覚えませんが、ターボディーゼルの150PSは侮れません。アウトストラーダの追い越し車線に常駐することだって可能な高性能です。しかも低燃費。そして何よりもこのモデル、標準で18インチのタイヤを履いていました。18インチですよ、FIATが。やる気マンマンです。
ただね、ひとつだけ気になるところがありました。ブレーキのキャリパーを、オレンジ色に近いレッドで塗ってあるんですね。それも刷毛で塗っただろ、っていう感じに。ちょっとはみ出してるし……。気持は分かるけど、これじゃなんか建設機械のパーツがそこに付いてるように見えるんですね。こんなことやらない方がいいと思います、ドメニコじゃないんだから。なんでイタリア人はこうも塗るのが好きなんでしょうか。
ま、それはともかく、このBRAVO、イタリアではきっとヒット作になるでしょう。問題は日本でどうか、というところですが、これはなかなか微妙な問題だと思います。このクラスは強敵揃いですし、アウディやゴルフが相手というのもちょっと辛いところに思えます。とにかく、キャリパーは黒く塗り替えたほうがいいと思います。会場に来ていたイタリア人は、フェラーリみたい、なんて言ってたけど、冗談はよし子さんです、まったく。
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| 11:43 by サンサロ |
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