イタリア自動車雑貨店
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2006

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2006年02月18日
レトロモビルに行ってきました

ちょっとだけ遅れ気味なご報告なのですが、先日フランスはパリで開催されたレトロモビルに今年も行ってまいりました。

私は経由地としてパリはよく通るのですが滞在するのは年に1回このイベントのときだけなんです。
なんというか真冬の寒い時期なんですけど、イタリア北部とは違った雰囲気でいつもワクワクしながらパリ市内に向かっていきます。
今年も毎度おなじみの市内のホテルに宿を取り、翌朝からさっそく会場に行ってまいりました。

ここ数年はEXPO会場の奥のほうの建物で開催されていますから地下鉄を降りてから、暑くなるくらいひたすらに歩いていきます。おかげで会場につく頃には体もほぐれてガンガン会場内を歩きまわれるようになっています。

さて今年のテーマはなんだっけ、まあ端から見てまわろう。

おっ、普段はAlfaのミュージアムにあるクルマもいろいろと遠征してきているな。
あ、LANCIA CLUB FRANCEのブースは今年も大人っぽく落ち着いた雰囲気になっているな。
おおー、FIATのCLUBは初期のモデルが主役かぁー。
あれっ、あのクルマは去年のオークションで持ち主が代わったやつだな。

などと、会場を彷徨いながらいろいろななじみのショップブースに顔を出しつつ、端から端まで見て歩くと、すぐに半日が過ぎてしまいます。
そして、その頃になると私のお財布はペラペラに軽くなり、持ってきたカバンはパンパンに重くなっております。

夕方近くになると各ブースではそれぞれにお気に入りのワインが抜かれ、関係者たちが歓談しながらクルマを眺める時間になってまいります。

ここからがレトロモビルの本当の楽しみな時間と言えるかもしれません。
そして彼らは夜もとっぷり暮れてからパリの街中のレストランに消えていくのです。
このような生活を10日間も続ける彼らはとてつもなくタフと言えるでしょう。
私は数日でギブアップしてしまいそうですが。
14:07 by ジャイ


2006年02月13日
まじめにALFA 159に乗ってみると

さて、前回の細かすぎるALFA 159のお話ではなんにも分からないと更にお叱りを頂戴してしまいました。
今回で最後にしますので、少々マジメにクルマとしての159に触れてみましょう。
お暇なようでしたら、もう1回だけおつきあいください。

リモコンキーでドアを開けて乗り込むと、前回話題にしたオンボードコンピューターが目に入ってきます。このとき画面には誇らしげにALFAのエンブレムが表示されています。そして新世代BMWなどが採用している、キー本体をそのままコンソール差し込む、という手順をふんでスタートボタンを押しエンジンをかけると、聞こえてくるのは左右2本のマフラーからよく調整された4気筒の軽いエンジン音です。昔乗っていた155を久しぶりに思い出してしまいましたよ。

日本ではスポーティーなイメージの歴代ALFA 15Xシリーズですが本国ではごく普通の人が普通に生活するために乗るクルマなのです。
もちろん、そこはイタリア人ですから普通に走らせていても元気に小気味よく乗っていますけどね。日本ではスタンダードグレードの2.2JTSですが本国では立派に高級モデルです。
装備もつけられる物はすべてついていると思います。あ、カーナビはついてないですけど。

気持ちのよいレザーシートに押し付けられることなく軽やかに加速させていくとみなさんのご期待に答えるサウンドが聞こえてきます。
必要にして十分な出力の2.2リットルエンジンは身軽にはみえないボディをそれでも余裕で引っぱっていきますし、足回りに関してもゴツゴツした感触ではなく、少し硬いけれど前席は不快にならないものでした。でも後席には乗っていないので、みなさんのご家族がどのような感想を抱くかは責任もてませんけど。
あ、試乗車が履いていたのは純正装着のブリヂストンのタイヤでした、たしか。
そしてALFAのお約束であるロールしていった時の懐の深さは健在というか復活していました。

最近のヨーロッパ車全般に言えることですが一時の気の迷いから脱してそれぞれのメーカーが自分たちのチューニングというものを取り戻しつつあると思います。
90年代の後半からの一時期イタリア車やフランス車でもドイツ車的なチューニングをするのがトレンドになってしまっていた時期があったと私は思っています。
その結果、某フランス車などは出来のよくないドイツ車のような感触で乗っていてまったく楽しくも気持ちよくもない代物になっておりました。
その後メーカーも間違いに気づいたようで、このクルマも最近のマイナーチェンジで見事にフランス車として復活しておりました、ええそれはもう立派に。
ドイツ車が気持ちよくないと言っている訳ではないですからドイツ車オーナーの方、怒らないでくださいね。私自身もドイツ車を普段の足にしておりますから。

159は走る曲がる止まる、そして荷物を積んだり旅行したりと普段の生活の道具としてみても私などが文句のつけようのないレベルに仕上がっておりますからなんら心配なく日常のなかで使っていけますよ、ここをお読みになっている方は当然お気づきかと思いますけど、最近は路上で果てているイタリア車ってあまり見なくなりましたよね。まったくとは言いませんけど。

そんな訳で、たいして役に立たないお話に長々とお付きあいいただき、ありがとうございました。

そうそう、オンボードコンピューターの言語設定の変更方法がわからない、と前回のこのページで書いたところ、メールをいただきました。教えていただきありがとうございました。

お許しいただければ別の話題でまた登場させていただきます。

13:32 by ジャイ


2006年02月05日
Alfa159の細かいお話

えーと、先日Alfa159の主観のお話をしたのですが、内容がないぞ!! との声が……。そこで今度は細かい部分のお話をしてみようと思います。
細かすぎる部分なのでクルマとしての159の本筋とはなんら関係ないです、どうかご容赦ください。

先日Alfa159に試乗したというのは前回書いたとおりだったのですが、その時にクルマに乗り込んで最初に気になったのがメーターパネルの中のトリップメーターの数字でした。
何が気になったって、デジタル表示なのにアナクロ、もといアナログ的な動きをするんです。走り出すまでは気づかなかったのですが、動き出してすぐにあれっと思ったのは、100メートルの単位がクルクルと回っていたこと。そうです、一番下の桁が。

こんなところに凝って、どうするんだと思う方もいらっしゃるでしょうが、私はおもわず笑ってしまいました。
細かいことなんですけど、何か楽しいんですよ動きがとても。前に進むにしたがって、ちょっとずつ回転していく表現方法が絶妙なんです。
写真に撮ってこようと思っていたのですが、すっかり忘れてしまいました。ごめんなさい。

これまた細かい話ですが、オンボードコンピューターの言語設定が英語になってまして、雰囲気を高めるためにイタリア語にしようと色々と触ったのですが……。残念ながらタイムアウト!! ついにその修正方法を見つけることができませんでした。

159に試乗されたり、ご購入されたあかつきには是非ご確認ください。そして私に設定変更の方法があればお教えください。よろしくお願いいたします、わりと切実な問題なんです……。
10:54 by ジャイ


2006年02月01日
Alfa 159に乗ってしまった

きのうは朝からJAIA主催の輸入車合同試乗会に出かけておりました。
詳しい内容は自動車雑誌やら専門サイトにお任せするとして、このお店のサイトをご覧の皆さんが気になっているであろうAlfa159に関して、ひとりごとなどを書いてみたいと思いますので、お暇な方はおつきあいくださいな。私の主観が入りまっくているというか、主観でしか書いておりませんのでご注意ください。

私が乗ったのは2.2JTS(左ハンドルMT)というベーシックな仕様の159でした。先日もこのブログで誰かが書いていたとおり、自分たちは孤高の存在でいると宣言したFIATグループが、GMという巨大アメリカ企業(でも、かなり傾いている)と決別した後に発売された看板モデルですが、開発されたのはその前ですから色々と想像していました。それこそ、
「悪い部分で共用化とかされていたらどうしよう」
「あの気持ちのよい感触が消えていたらどうしよう」
などなど、ちよっとネガティブな先入観がありました。
クルマに乗る時、私はなるべくアラ探しをしないように、そのクルマのよい部分を見るように気をつけているつもりなのですが、人間ですからどうしてもちょっとだけ先入観は持ってしまいます。でも、乗り始めたら、そんな先入観はちょっとだけ開けておいたフロントウィンドウの隙間からすぐに車外に出て行ってしまいまして、残ったのは、
「このクルマは気持ちよいな素直によいな」
という感想でしたね。

先代の156に比べて私のウエストサイズのように、ちょっとだけ(じつはけっこう)大きくなっていることとか、日本の駐車場環境を考えるとマイナスになりかねない部分もありますけど、それらはこのクルマに興味があってどうしても欲しいと思ってしまうような方たち(イタ雑のお客様なんかもそうですね)なら、なんとか克服してしまうようなことです。
専門的な言葉で解説してもつまらないのでしません(できません難しいやつは)。この続きはまた後日……。
12:44 by ジャイ


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